岐阜駅前繊維問屋街博物館 の開催

2024年度都市計画研究会に対する活動支援として採択いたしました「繊維問屋街研究体 (代表者 石榑督和)」主催されます展覧会が下記の通り開催されますので、ご案内いたします。

戦後日本で一、二を争う一大既製服産地であった岐阜駅前の繊維問屋街。今でもそこは当時の建物で埋め尽くされ隆盛を極めた日々を思わせる。全国を探しても類例の無いスピードと規模でモノカルチャーの産業集積地として形成され、そこには普遍的な都市形成のカタチが現れて。その原点とも言われる”ハルピン街”から繊維間屋街まで、戦後岐阜で一体何が起こったのか。どんな場所に、どんな物が建てられたのか?そこにはどんな人々の、どんな営みがあったのか? 製造卸売問屋で働き暮らしてきた人々、既製服をつくっていた加工屋、主婦、喫茶店、いろいろな方に話を聞き、今残っている建物を実測し、図面や3Dデータとして記録を行ってきた。本展では2年間の成果を「岐阜駅前繊維問屋街博物館」という形で皆さんに見ていただきたい。

2025 年度着工でツインタワーへと再開発される岐阜駅前。今の風景を見られるのも今年度が最後。実際の問屋街の建物や都市空間を歩いて見ていただく機会にもなってほしい!!

●会期:2024年12月21日〜27日(土〜金) 13:00〜18:00[最終日のみ17:00まで]

●会場:旧喜美恵センター(岐阜県岐阜市住田町1丁目34) https://maps.app.goo.gl/HmsFvmoSUi3B64mh6

●入場無料

●主催:繊維問屋街研究体(荒木菜見子・石榑督和・清山陽平・和田蕗)

●共催:関西学院大学建築学部建築歴史・意匠(石榑)研究室

●助成:京都大学「分野横断プラットフォーム構築事業」

●後援:日本都市計画学会関西支部

●詳細: https://www.instagram.com/senitonyagai_kenkyutai/

●NHK NEWS WEBで岐阜駅前繊維問屋街で開催したツアーの様子と展覧会「岐阜駅前繊維問屋街博物館」の情報が紹介されています。

【ニュースアップ】知られざる魅力を再発見 繊維問屋街  https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20241212/3080014778.html

●連続ギャラリートーク

12月21日(土) 15:00-16:00

ゲスト 中村景月(建築・都市史/北海道科学大学)

テーマ 「制作される都市」

12月22日(日) 15:00-17:00 

ゲスト 河村清加(アートマネージャー/キュレーター)

テーマ「地域研究と芸術表現の交接点」

12月24日(火)14:00-16:30

ゲスト 辻本侑生(民俗学/静岡大学)

テーマ 「繊維問屋街の「日常」を読み直す」

12月26日(木)13:00-14:00

ゲスト 出村嘉史(景観計画・都市形成史/岐阜大学)

テーマ 「岐阜駅前の近代都市形成史」

12月27日(金)14:00-16:00

ゲスト 根岸秀行(経済史・経営史)

テーマ 「岐阜既製服産地を創った人々」